そこに在るはずのものがなくなり やがてない事が当たり前になる。 本来の姿がどんなだったのか、その都度人は忘れて行く。 各々の心に刻まれた、あるはずの存在。 いつかそれは、形を変えて行くものなのかもしれない。 でも必ず、残るものがある。 あったという事実。 想い出に馳せる想い。 心に残る存在。 形を消しても尚、そこに在り続けるもの。 魂だけは、誰にも消せない。 誰かの心に、その存在が在る限り、魂はそこに在り続けるのだ。
2003.10.11